最近よく耳にする「問題解決能力」って何のこと?
僕でも身につけることはできるの?
簡単に手に入る力ではないけれど、身につけることは可能だよ!
身につければ成功間違いなし!
こんな人におすすめ
- 仕事で成果を出したい人
- 自己PRで問題解決能力をアピールしたい人
- 同じ失敗を繰り返してしまう人
問題解決能力とは
問題解決能力とは文字通り「直面した問題に対して解決できる能力の事」です。かみ砕いて説明すると「課題に対していかに早く分析や調査を行い、いかに最大の成果を出すか」ということです。
最小限の時間と労力で最大限の成果をあげられる人が問題解決能力の高い人ということになります。
問題の種類
解決すべき問題については3つの種類があります。
- 既存の問題
- 可能性の問題
- 未知の問題
既存の問題
すでに問題が発生していて、課題が明確になっているものです。対処しなければ問題はより深刻になるため早急に解決する必要があります。
売り上げが下がった・顧客からのクレーム
可能性の問題
現時点では問題は起こっていないものの、近い将来起こる可能性がある問題です。早急に対処すべきではないかもしれないが、放置すれば大きくなる可能性があるため注意が必要です。
業界の規制変更・自分のキャリアプラン
未知の問題
一番需要度の高い問題です。問題は発生しているにもかかわらず、当事者が認識できていない問題です。もしくは問題の本質を見誤っている状態の事です。コンサルタントや外部の人間によって発見されるケースが多いです。
売り上げの低下だと思ったら、経理の不正があった・在庫多可の原因はニーズの認識ミスだった
問題解決能力が高い人の特徴3選
- 物事の本質を見極めることができる
- PDCAサイクルが早い
- 「How」ではなく「Why」を考えられる
問題解決能力が低い人の特徴2選
- 物事の本質を見抜くことができない
- 同じ失敗を繰り返す
問題解決能力を高めるメリット
1.仕事で成果が出る
問題解決こそが仕事の本質と言っても過言ではありません。
つまり問題解決能力の向上=成果向上となります。
2.思考力が身につく
問題解決には思考力が必要となります。思考力がアップすることでより複雑な問題に対処できたり、様々なアイデアが浮かんでくることもあります。
3.応用できる
この問題解決能力と言うものは様々な事柄に対して応用できます。基本的なプロセスは同じなため、より複雑かつ規模の大きい問題に対しても応用することができます。
問題解決の6ステップ
STEP1 本当の課題を見つける
STEP1は問題の本質をつかむということです。一番最初にして一番重要なプロセスです。ここを誤るとこの後のプロセスも総崩れします。なので時間をかけてゆっくりと検討することが必要です。
具体的にすべきことは表面的な問題ではなく、分析をしたうえで根拠をもとに結論を出すということです。「不良品増加の原因は果たして向上の機械設備の老朽化が原因なのか。それとも定期メンテナンスに不備があり故障を未然に防ぐことができなくなっているのか」などです。
STEP2 「WHY」を考える
課題を発見出来たら次はもう一度分析のプロセスです。「Why」を考える前にどのように解決するのかを考えてしまうと、今後同じような問題に直面する可能性があります。
「Why」を掘り下げて今後の問題を未然に防ぐことが重要です。
STEP3 仮説を立てる
問題の原因が完全に解明出来たら今度は正しいゴールを設定しましょう。問題解決に向けて走り出すのは構いませんが、ゴールも見えず走り出すのは労力と時間を無駄に浪費してしまいます。ゴールと踏むべきプロセスを明確にしたうえで走り出しましょう。
STEP4 実行する
STEP3まで来たらおおよそ解決できたも同然です。あとは自分の立てたプランをもとに思い切って実行しましょう。実行する際には臨機応変に対応し、プランからそれることを怖がらないことです。
STEP5 フィードバックをもらう
もしあなたがフィードバックを貰える人が周りにいるのであれば必ず貰いに行きましょう。その問題に対するあなたの行動を第3者に見てもらうことは2つの面で非常に有効です。
- その問題の最終結果に抜け目がないか
- 問題解決に対するあなたのアプローチに対して改善点はないか
あなたが解決した問題を完璧にする。あなたの今後の仕事の仕方に改善を加える。
他人からのフィードバックはできるだけたくさんの人に貰い様々な意見を参考にしましょう。
STEP6 改善
最後のプロセスです。フィードバックを貰えたらそのアドバイスをもとに改善を加えます。
ここまでが一連の問題解決のステップです。1つでも怠ると成果は上がりません。迷ったときは1度このサイトに戻ってきてプロセスを確認してください。
問題解決能力を高める具体的な方法
個々の力を高める
問題解決能力とはそれ自体が単体の力として存在しているわけではありません。思考力・分析力・研究・構築力など様々な力が重なって存在しています。個々の力を高めることで結果的に問題解決能力が向上することになります。
直観と感性を信じて経験を積む
問題を解決す際最終的な判断をするのはあなた自身です。問題が複雑であればあるほど正解が分からなくなります。ロジカルに問題をしっかりと分析したうえで、最後には自分自身の直観を信じてみましょう。現代社会のビジネスにおいて正解はありません。
分析力と構築力を伸ばす
問題解決能力の大部分を占めているのが「分析力」と「構築力」です。問題や課題を細分化したうえで分析し、再構築を行うことができるようになれば問題解決はぐっと簡単になります。
まとめ
問題解決能力は決して短期間で伸びるものではありません。日常の一つ一つの動作に考え方を落とし込むことで少しずつ間然することができるでしょう。実際私も最初は問題解決能力が低い人間でしたが、趣味や休みの日にですら問題解決能力を意識したことで改善できました。皆さんも頑張ってください。
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