【社会人必見】クリティカルシンキング入門:鍛え方2選やロジカルシンキングとの違いを解説

クリティカルシンキング ビジネススキル

最近よく聞く「クリティカル・シンキング」って何のことなの?
なんか身につけておいた方が良い気はするけど、どうやって鍛えればいのかな?

クリティカル・シンキングは仕事をするうえで重要な思考法の一つで、トレーニングすればだれでもマスターできるよ!

こんな人におすすめ
  • クリティカル・シンキングを身につけ活用したい人
  • 高い分析力を身につけたい人
  • 成果を出したい人


  • クリティカル・シンキングとは

    クリティカル・シンキングとは一言でいうと「自分の頭で考えて本質を見極めること」です。もう少し具体的に言うと、他人の意見や主張・一般常識を疑い、問題や課題を自らの頭で吟味する方法論の事です。

    意見・主張を客観的に考察することが重要です。日本語では「批判的思考法」と訳されることがありますが、決してネガティブな意味ではありません。「これは本当に正しいのか」ということを繰り返し解くことで最適な結論を導く思考法です。

    クリティカル・シンキングのメリット

    クリティカル・シンキングが身につくとどんないいことがあるの?

    クリティカルシンキングの最大のメリットはずばり「対応力が身につく」ということです。市場のニーズに対応することができます。また、コミュニケーションにおいて相手の会話の意図を読み解き核心を突いた返答をすることができます。

    ロジカル・シンキングとの違い

    クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いとは、思考の目的です。

    クリティカルシンキング→意見・主張の正当性を確かめる


    ロジカルシンキング→意見・主張の論理性を確かめる


    ロジカルシンキングとは「結論と根拠を明確にし、矛盾の無い思考すること」です。つまり、クリティカルシンキングでは「意見・主張に偏りが無いか」を重要視し、ロジカルシンキングでは「意見・主張に納得できるか」を重要視します。

    トレーニング方法

    客観的視点に立って物事を判断する

    クリティカルシンキングの最大の利点は正しい判断ができるようになるという点です。そのためには物事の本質を突かなけらばなりません。意見・主張をうのみにする前に一度立ち止まって自らの頭で考えることを日常で取り入れましょう。

    例えば「A社が売り上げ減少による大規模なリストラを実行」というニュースを見たとしましょう。しかし本当は売り上げ減少によるリストラではなく、自動化によって仕事が無くなった人たちがリストラされていたかもしれません。一つの事実に対して一つの結論で納得するのではなく、様々な仮説を立てて自らの頭で本質を見極めることが重要です。

    前提を疑う癖をつける

    もう一つクリティカルシンキングにおいて重要なことは「前提を疑う」ということです。もしかしたらその思い込みは実際の事柄と違うという可能性があります。

    例えば数年前まで携帯電話は物理的なボタンを持っているのが前提でした。そのため多くの企業はガラパコス形態の開発に取り組みました。しかしその前提が破られて現在は物理的なボタンを持たないスマートフォンが主流となりました。結果的にボタンを持っているという前提で改良を続けた企業と、前提を覆した企業では大きく差が開きました。

    応用編:クリティカル・リーディング

    クリティカルリーディングとは先に説明をした「クリティカルシンキング」を用いて、読書をする方法です。これをすることで様々なメリットがあります。

    メリット1:本質をとらえ新たな発見・考察・課題に気付くことができる

    書物を書く際には必ずその人の考えや前提が存在しています。ただ書いてある内容をうのみにするのではなく、その前提を見つけることでより深く理解することができます。もしくは新たな課題を発見することができます。

    メリット2:誤った考えや偏見に囚われない

    クリティカルリーディングを行うことで偏った意見・主張をうのみにしてしまうことが無くなります。その都度客観的に情報を整理し、自分の頭で考えることが可能になります。

    クリティカルリーディングの方法

    クリティカルリーディングの具体的な方法について説明するよ!

    ※クリティカルリーディングはエネルギーと時間を大量に消費します。すべての文章ではなく、自身が重要だと考えた一部に絞って行うことをお勧めします。

    STEP1:通常通り分でょうを読み進め重要だと思う点を探す

    STEP2:筆者の伝えたいことを考える(ここまでは通常通りの読書と同じです)

    STRP3:筆者の意見・主張に対して「なぜそう言えるのか」を考える

    STEP4:様々な視点からその問題に対して考察を行う

    通常読書を行う場合インプットのみの一方通行になりがちです。しかしクリティカルリーディングにおいて筆者と読者は対等な立場であり、意見をぶつける必要があります。決して臆することなく対等な立場で物事を考えて見て下さい。

    まとめ

    クリティカルシンキングとは「自分の頭で考え、偏りのない正当性のある結論を導くための思考法」

    クリティカルシンキングが身につくと日常のすべての事柄に柔軟に対応することができる

    • クリティカルシンキング:意見・主張の正当性
    • ロジカルシンキング  :意見・主張の論理性

    客観的視点から物事を見つめることが大事

    日常の中にある前提を疑う

    書物を読む際にもこの思考法は応用することができる

    クリティカルリーディングをすることで本質をとらえ新たな課題を見つけることができる

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